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千葉中央クリニック クリニックブログ

千葉市中央区、京成千葉中央駅前の千葉中央クリニックです。日曜日も一般内科(かぜ,高血圧,糖尿病,高脂血症等),
消化器(肝炎,膵炎,胆石等),胃カメラ,大腸内視鏡を受けていただけます。
胃カメラ,大腸内視鏡は苦痛のない,やさしい検査と日帰り手術を実施いたしております。
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胃がんとピロリ菌
千葉中央クリニックでは胃カメラの検査するとき、かならず確認することがあります。

それは胃が「老化」していないかどうかです。医学用語で萎縮性胃炎といいます。

老化の犯人は「ピロリ菌」であることがほとんどです。

ピロリ菌についてはご存知の方も多いと思いますが、胃に棲みつく菌です。

乳幼児のときに感染し、何十年と胃に居座り、ゆっくりと胃を食い荒らしていきます。

最近、ピロリ菌に感染している15歳の子供の胃カメラをしました。

驚いたことに、すでに胃に老化のきざしを認めました。

では胃の老化が進むとどうなるのでしょうか?

「胃がん」です。胃がんのリスクが高くなります。

IARC(国際がん研究機関)では1994年にすでにピロリ菌を発ガン物質として認定しています。

日本からも胃がんの内視鏡治療後にピロリ菌を除去すると、胃がんのリスクが下がることが昨年Lancetに報告されました。

しかし残念ながら、たとえピロリ菌を除菌しても、もともと菌のいない人と比較すると発がん率が高いことも報告されています。

実際、千葉中央クリニックでは多数の早期胃がんの内視鏡手術(ESD)後の患者さまを経過観察しておりますが、年に数人は新たな胃がんが発現しています。
(もちろん早期で発見し、内視鏡治療で完治しています。)

以上のことより、胃がんの術後はもちろんのことがんにかかっていなくても、ピロリ菌陽性もしくは除菌されたことのある方には、胃カメラによる定期的検査をお勧めしできるだけ早期に胃がんを発見することに努めています。

さらに胃がんの予防の観点から考えると、なるべく早い(若い)うちにピロリ菌を見つけ、除菌することが、発がんの予防につながることは明らかです。

2000年にオランダで開かれたピロリ菌の国際コンセンサス・ミーティング(世界中の専門家が集まりピロリ菌への対応を検討し、統一した方針を出す会議)や日本のガイドラインでも、胃がんが出てくる前の萎縮性胃炎のうちに除菌することが推奨されています。

日本はピロリ菌の感染が高く胃がんの多い国ですが、現在のところピロリ菌の検査および除菌は胃潰瘍、十二指腸潰瘍があるときのみ健康保険の適応となっています。


がん予防の観点からも、除菌に対する健康保険の適応拡大が望まれます。

(平成22年6月より悪性リンパ腫の胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃がんに対する内視鏡の治療を受けた患者さまに除菌の適応が拡大されました。)
| 内視鏡 | 00:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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